其の一 阿寒湖の夜

イベント会場ではいろんな催しものが

*ケビわかさぎの踊り食いに挑戦!!

いざおどり食いに挑戦!
恐る恐る・・・いざや!

2002年2月21日
羽田を12時半に発ってから一時間半新千歳空港からはバスに乗って延々6時間。
本日の宿でもある阿寒に着いた頃はすっかり夕間暮れでした。お疲れさん。

バスの車中で添乗員さんからホテル二つに分宿と聞いていたけど
後口で降りてみたらわれらがお泊りのホテルはすごいグレード。

あまりに差が大きいので内密に。と釘をさされた。
早速部屋に入ってみると子連れはわたしのところだけだからか
角部屋になっていてちょっと気が楽になった。

カーテンの外を見てびっくり。
阿寒湖の氷結した湖上でのイベント会場はすぐ目の下。
つまり直結なのだ。

部屋でも花火はしっかり見えそうだけどそこは子供が一緒。
なんとしても近くまで行って体験して見なくちゃ。

荷物を放り出し防寒用品の手袋とマフラーだけ掴んで外に飛び出す。
ライトアップがされているいくつかのかまくらが目に入るが
まずは本日の氷点下体感証明書をもらう。マイナス10℃

でもバスのなかでぬくぬく温まっていた体にはピンとこないけどね。
恐る恐る・・・
さて・・・・どんなもんやら?いってみましょう・・
だんだん人が集まってきて身動きしにくくなりだしたが
暖かいミルクと甘酒を振舞ってくれていたので
早速列に並び、息子はミルク、私は甘酒をご所望する。

甘酒は酒かす。アルコールに弱い私はすっかり酔っ払っちゃった。
酔っ払ったついでに雪だるまお雛様の間に割り込んで
記念写真をとってみたりなぞする。画像ボツ・・(なぞ)

氷のテーブルにすっぽりはめ込んだコンテナになにやら人だかり。
わかさぎのてんぷらと踊り食い用にコンテナの中で泳いでいるのと。

揚げたてのほかほか湯気が出るのをいただいた後
踊り食いをしている人を観察していた息子が意を決して「食べてみる」
いってらっしゃい。
はじめは恐る恐るお箸でつかんで口に運んでいたけど
なんだか立て続けに・・・おしょうゆをスチロールに移しすっかりはまった様子。

あ〜〜〜〜ん!虫歯のチェック?違うって!!
お口の中を動き回ってくすぐったい!!

「母も味見てみな」
恐る恐る小さな一匹を口に入れてもらいました。
瞬間、ガシガシガシ・・咀嚼しちゃいました。
ああ。。その感触たるや。

おいしかったことは否めませんがなんとなく罪の意識。
同時にクリオネをガシガシしちゃったイメージが。
なのでもう次はどうしても・・だめ。

そうこうしてる間にアイヌの祈りの舞踏が始まり
大篝火に点火・・・式典が進んでいきました。

しっかりわかさぎを堪能した息子の次なる目的は冬花火。
人だかりの会場を離れて花火を見やすいポイントに移動。
花火は毎日上がるとかで長い時間ではないのですが綺麗に澄んだ夜空と
花火の明るさに浮かび上がる真っ白な湖上の雪景色は
今まで夏の花火しか知らない私には不思議な感動でした。


もくもくと・・・ひたすらに。
*後ろライトのなか
アイヌの踊りに目もくれずパクパク。

花火が終わる頃にはジャケットからはみ出したお尻のあたりが深々と冷えてきたので
食事の時間もあるし急ぎホテルに戻りあてがわれたお部屋に行くと一番最後。

カニも届いてわくわくの北海道のお食事開始♪
満腹満足・・で部屋に戻るとお荷物がそのまんま。
翌日の準備やら整理をしていたらすっかり夜はふけてしまって
こども一人を温泉に送り込むのも心配になり
翌朝のお楽しみにということにして部屋のバスルームを使って就眠しました。

翌朝目覚ましよりもとんでもなく早く目覚め
いざや!!っと温泉へGo!

びっくりしました。
すごく広い温泉は目の前に阿寒湖が広がり
露天展望風呂に上がるとジャグジーバスに入りながら阿寒湖を眺められる。

実際昨夜はこの露天風呂に浸かって花火を楽しんだ方も多かったみたい。
旅の興奮で眠りが浅くボケた頭を朝の温泉でしゃきっと覚まし
旅の二日目が始まりました・・・