其の三 オホーツク(網走)の流氷!!

今はこんなでも・・沖に行けばキット!!

網走の流氷砕氷船おーろら号に乗船しオホーツクの海に繰り出したのは
22日12時半近く。ぽかぽか陽気のせいもあり港近くは流氷もまばら。

うんうん♪らしくなってきたね!

でもすぐこういったハスの葉状の氷の塊が見えてくる。
それらがだんだん接着し固まって大きな氷の一枚板みたいな形になる。

これぞICEBLUE?

流氷の色は白とは限らずこんなシャーベットグリーンや
サファイヤ、エメラルド、アメジストさまざま。でもICEblueが一番すき。

赤いのもあって氷も汚れるのかと思ったらプランクトンによって染まるのだとか。
氷の下はプランクトンの宝庫なんですって。
そのプランクトンを狙って魚が・・その魚を狙って人間や北の動物が・・と連鎖で集まってくる。。
運がいいとアザラシやトドその他いろんな動物を見ることが出来るんだって。

瞬きを忘れる・・・

一面の氷原野になる頃にはケビカメラマン・・ひたすら寡黙に。
しっかり着こんで体に寒さは感じないものの瞬きを忘れた眼には涙が・・
泣いてるんじゃないけど風が冷たいのです。
ほんとに寒い日だったら長くは外にいられないかも。

お〜〜〜い!

おーろら2号と行き交う。
台湾なのか韓国なのかはたまた中国本土なのかは知らないけど
近隣アジアからの乗客が多い。
言葉が判別できず国の特定が出来なかった。

ケビカメラマン・・満足げなニヒルな笑み。

船尾には氷の下の獲物を狙ってウミネコ(かもめ?)がずっとついてくる。
もう下船が近くなった頃オオワシが姿を見せてくれた・・・♪


おーろら号での流氷体験は1時間。
今回の旅の目的はここなのでほんとはもっとしがみ付いていたかったなぁ・・・
でもなんせ移動距離がすごいツァーなのでみんなそそくさバスに乗車。

やたら優等生のバス仲間だったのだ。
いつになるかわからないけど今度は留まりたいところに留まれる旅したいものだわ。

*流氷まめ知識*
網走は北緯44度。オホーツク沿岸は海が氷結する南限だそうだ。
遠く中国とソ連国境を流れるアムール川は膨大な量の淡水をオホーツク海に注ぐ。
オホーツク海は多くの島(千島列島)と大陸に囲まれいわば閉じた構造になっていて
注ぎ込んだ淡水が逃げにくくなっている。
そのせいもあってオホーツク海は表面から30〜50メートルまでの海水とその下との塩分濃度が違う上
水温も2層にはっきり分かれているのだそう。
海水の対流現象は塩分の薄い層でのみ起こり、シベリアの寒気のなかで流氷となって
風に押し流され海流に乗り南へ南へと移動しながらボリュームを増しオホーツク沿岸を覆い尽くす。 ・・・のだそうです。